不動産売買時に買主さまから聞かれた事のある質問をまとめてみました。
一般的に聞かれることが多い内容もあるので不動産購入時の参考にしてください!
不動産購入時の聞かれた事のある質問一覧
転職したばかりですが住宅ローン組めますか?
勤続年数が長い程良いですが、ほとんどの金融機関で1年ぐらいから利用できる目安になります。
ヘッドハンティングなどで同じ職種でより良い条件の会社に転職した場合など、理由により短い勤続年数でも大丈夫な場合もあります。
金融機関によっては短い勤続年数でも借りられる場合もあります。
購入時の諸費用を教えて下さい
住宅ローンを利用する場合の事務手数料や保証料・仲介手数料・登録免許税や印紙税・火災保険などなど
詳しくはブログ「不動産購入時の諸費用を説明します」を参照ください
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【実例】シャインエステートでの不動産購入時の費用を説明します
不動産購入のお客様からよく聞かれる「諸費用はいくらかかりますか」を今回書いていこうと思います。 不動産自体が高額な事が多いですが、諸費用もなかなかの金額になる事もあります。 本ブログを参考にして、スム ...
自己資金がないのですが購入できますか?
可能ですが銀行の印象があまり良くありません。
当店で多いのは諸費用は自己資金で用意して物件100%の住宅ローンの申込。
より良いのは諸費用と物件の20%を自己資金で用意して、物件の80%の住宅ローンの申込なのでそれを目指したいところです。
自己資金が少ないのは銀行にとってあまりいい印象ではありませんが、諸費用もローンを組むことができます。
収入に対して物件代金と諸費用の合計でそれぞれの金融機関が定める返済比率内であれば、諸費用ローンも利用できる事もあります。
返済比率とは
収入に対して返済する額の割合です。
返済比率が金融機関の基準を超えると返済負担が重くなり、返済が滞るリスクが高くなると判断されてローンが組めなかったり、借入額を減額されたりします。
他にローンがありますが住宅ローン組めますか?
自動車のローンを利用されている方は多いのではないでしょうか。
これも金融機関ごとの定める返済比率内であれば可能となりますが、できれば完済してください。
住宅ローンの事前審査の時に正直に借入を申告してください。
申告された借入が引っかかった場合は金融機関から「返済したら通ります」みたいに返事が来ます。
借入を黙って審査すると「ローン不可」で返事が来たりします。「忘れてた」は通じません。
その場合個人情報に「否決にした」と載るので、他の金融機関に申し込んでも厳しい審査になるそうです。気を付けて下さい。
たまに、自動車ローン等を「住宅ローンと一つにして」と言われる方がいらっしゃいますが、それは「詐欺」です。
住宅ローンの金利が低いからでしょうが、当店では絶対にお受けいたしません。
住宅ローンいくら借りられますか?
年収の6倍ぐらいが目安です。住宅ローンを組む銀行次第で前後します。
無理なく返済できるのが年収の5~7倍と言われています。
ただ、自動車のローンだったり2回以上でのカード払いなどがあれば借りられる金額が下がります。
クレジットカードのキャッシング枠の金額が設定されているだけでも借りられる金額が下がります。
例:キャッシング枠が50万円で10枚カードがあれば500万円を無条件で借りられるので、住宅ローンの枠を下げられてしまう。
クレジットカードをポイントカード代わりにたくさん作っている方は要注意です。
皆さん賃貸より購入してますか?
どうでしょうか。当店では購入のお客様が多いです。
2018年の総務省統計局統計調査の結果では大阪府の持ち家率54.7%でした。
大阪府民の半数以上の方は持ち家なんですね。
総務省統計局のサイトはこちらをご覧ください
私個人的な意見は「団体信用生命保険」があるので、万が一の場合に残されたご家族に家を残せるから購入が良いと思っています。
手付金は0円で契約できますか?
売主さま側が手付金0円で大丈夫なら、手付金が無くても契約はできますが・・・。
実務的に手付金には不動産売買契約締結の成立を明確にする大切な役目があります。
買主さまが支払った手付金を売主さまが受領して意思表示をした事になります。
また、契約後でも買主さまは手付金を放棄する事・売主さまは手付金返還と手付金の同額の支払いで契約を解除できます。
損害賠償を負う必要もありません。解約手付ですね。
手付金0円の契約では手付解除ができない契約で、履行できなければ違約になります。
もし違約になれば契約書に書かれた違約金の金額の支払い・損害賠償が求められます。
以上の事柄から0円はおすすめできません。
当店の事例では手付金は5%~10%の場合が多いです。
手付金額を少額にする事も安易な解除ができてしまうため、売主さま・買主さま双方にとって少額手付金契約も望ましくありません。
登記費用は買主が全部払うんでしょ?
「登記費用は買主が払うって、インターネットに書いてあったのに!!」
「騙そうとしてる!!」
お客様に費用の説明をしていると突然の悲しくなる言葉。
落ち着いてください。関西と関東と慣習が違います。
関東では、契約書に所有権の移転にかかる登記費用の負担は買主さまが負担するといった内容。
関西では、登記申請に要する費用のうち、売渡に関する登記費用は売主さま所有権移転に関する登録免許税及び登記費用は買主さまの負担とする。
といった内容の約款が付されています。
関東では登記費用は買主さま・関西ではそれぞれが負担です。
そもそもの問題として、どこの誰かも分からない謎の人物が書いたインターネットの記事を信用しすぎるのはお勧めしません。
価格交渉はできますか?
売主さま次第です。価格や条件を売主さま・買主さまで調整します。
ただ「価格を安くしてほしい」ではなく、売主さまの条件を聞くので「この価格で」と言う価格交渉には応じてもらえる場合もあります。
売主さまも高く売りたいのです。「買ってやる」では難しいと感じます。
あと、当店では買付(購入申込)時に条件と価格と記入して価格交渉に行きます。
何となくの価格交渉に応じておりません
詳しくはブログ「【実録】不動産を買う時に失敗する価格交渉とは」を参照ください
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【実録】不動産を買う時に失敗する価格交渉(値引き交渉)とは
シャインエステートにご来店いただいた物件購入検討中のお客様から言われた価格交渉の言葉。 「この物件いくらまで安くなるの?」「この物件300万円値下げして」「現金で買うから」など実際にあった事例をご紹介 ...
住宅ローンが通らなかったときは手付金はどうなりますか?
1.契約前に事前の審査をした場合は契約をしてませんので、手付金は支払っていません。
2.契約にはローン特約があるはずです。私どもの契約で住宅ローンを使う契約でローン特約を付けなかった事はありません。
ですので、契約して手付金を支払ったのち、事前の審査などローン審査で否決された場合は、契約が白紙解除されて、支払った手付金は無利息で返金されます。
※住宅ローン審査が通らなかった場合です。わざと借入等をして通さなかった場合は違ってきます。
白紙解除の場合仲介手数料もかかりませんが、契約書に貼付した印紙税は戻りません。
滞納以外で住宅ローンが通らなかった事はありましたか?
使う住宅ローンにより多少変わってきますが、ありました。こっちはダメであっちは行けるなんて事もあります。
1.今の状態で借り入れが多過ぎる。自動車・ショッピングローン・クレジットカードでの借り入れなど
2.団体信用生命保険に加入できない。糖尿病の方は加入できません。その他告知書に記入後審査で否決された方。
※2020年5月の時点で新型コロナに感染された方は回復しても、できないと銀行に聞きました。これは変更していくと思います。
3.親族間売買を2回目 例)親→長男→次男 親の物件を長男が住宅ローンで買って、その物件をもう一度次男が買う
※すべての銀行に否決された訳ではありませんでした。ご相談ください。
4.今まで一度も借入した事もない、クレジットカードも作った事の無い方。個人情報が「白すぎる」と言う理由で否決されました。
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